病院の施設基準 掲示例・見本集【無料】|入院基本料・加算の掲示義務を網羅|掲示ナビ ブログ | 掲示ナビ病院の施設基準 掲示例・見本集【無料】|入院基本料・加算の掲示義務を網羅

「届出事項と院内掲示が一致していません」——適時調査でこの一言を告げられた瞬間、医事課長の背中に冷たい汗が流れます。加算の返還、遡及の範囲、院長への報告、理事会での説明。改定のたびに病棟ごとに数百枚の掲示を差し替えながら、医事課のあなたは「今回も漏れなく差し替えきれただろうか」と毎晩眠れなくなっていませんか。
令和8年6月の改定では、医療DX推進体制整備加算の廃止、電子的診療情報連携体制整備加算の新設、急性期病院一般入院基本料A/Bの新設、診療録管理体制加算の点数見直し、入院ベースアップ評価料の大幅引上げと、病院の掲示物は過去10年でも最大規模の差し替えになります。適時調査では「届出事項と院内掲示が一致していない」「病棟別の看護配置が掲示されていない」「ウェブサイト掲載が漏れている」が頻出指摘事項です。
けれど、病院事務の現場で本当に重いのは「物量」ではないかもしれません。複数の病棟、複数の加算、複数の料金表、そして院内掲示とウェブサイトの二重管理——これを改定のたびに数百枚単位で差し替え、しかも適時調査で矛盾を指摘されたら医事課長の責任にされかねない。その重さを、医事課・総務課の担当者が一人で背負っていませんか。
しかも、来たるべき令和8年6月改定は「物量」だけの話ではありません。医療DX関連加算の再編、急性期病院A/Bの新設、診療録管理体制加算の点数引下げ——1つでも掲示漏れがあれば、加算返還は年間数百万円単位。院長・事務長への説明責任は、すべて医事課に集中します。「前回の改定と同じ手順でやれば大丈夫」——その慣れが、一番危険です。
特に、100〜300床規模の地域中小病院で、医事課2〜4名で改定対応と日常業務を両立している現場を想定しています。「人手はないけれど、適時調査では大規模病院と同じ基準で見られる」——そんな病院の医事課・総務課の方に向けた実務記事です。
この記事では、病院が掲示すべき項目を、入院基本料・加算・保険外併用療養の区分ごとにテンプレート(記載例)付きで整理しました。令和8年6月施行の診療報酬改定にも対応しています。そのままコピーして、病院名・病棟名・看護配置・料金をご自身の内容に書き換えてお使いいただけます。

施設基準の掲示例・見本・テンプレート一覧【無料】|令和8年6月の改定に対応
施設基準の院内掲示に必要な掲示例・見本・テンプレートを施設種別ごとに網羅。令和8年6月施行の診療報酬改定(廃止・新設・名称変更)に対応した最新版です。

クリニック・診療所の施設基準 掲示例・見本集【無料】|掲示が必要な全項目を網羅
クリニック・診療所で掲示が必要な施設基準の全項目を網羅。電子的診療情報連携体制整備加算、機能強化加算、外来感染対策向上加算など、令和8年6月改定対応のテンプレートをそのままコピーして使えます。
病院の掲示は「4つの法令」で構成されている——1枚で済まない理由
病院の掲示は、4つの法令体系に基づいて構成されます。それぞれ根拠法令が異なるため、1枚の掲示で済ませられず、最低でも8〜15項目の個別掲示が必要になります。
- 【病院の看板情報】基本事項(医療法) — 管理者氏名・診療科・診療日時・病床数
- 【保険診療の根幹】届出と料金の掲示(療担規則) — 届出施設基準一覧、入院基本料、看護配置、明細書発行、食事療養費
- 【加算ごとの個別掲示】体制の証明 — 感染対策・医療安全・入退院支援・診療録管理・電子的診療情報連携 等
- 【患者負担の透明化】保険外併用療養 — 差額ベッド、初再診選定療養費、180日超入院、長期収載品、文書料
さらに令和6年3月の療担規則改正(令和6年6月施行、)により、する必要があります。です。
病院の加算別 掲示例
届出している施設基準・加算ごとに、個別の掲示が必要です。該当する加算のみコピーしてお使いください。
感染対策向上加算(1・2・3)
感染対策向上加算について
当院は、感染対策向上加算(〇)の届出を行っています。院内感染防止と地域医療への貢献のため、以下の体制を整備しています。
- 感染制御チーム(ICT)を設置し、専任の医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師を配置
- 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)による抗菌薬使用のモニタリング
- 週1回の病棟ラウンドと感染症サーベイランス
- 感染症発生時の院内連絡体制・行政への届出体制
- 他医療機関との定期的な感染対策カンファレンスの実施
- 地域の医療機関からの感染対策に関する相談対応
医療安全対策加算
医療安全対策加算について
当院は、医療安全対策加算(〇)の届出を行っています。
- 医療安全管理部門に専従(または専任)の医療安全管理者を配置
- 医療安全管理者は、看護師・薬剤師等として〇年以上の経験を有しています
- 医療事故防止のためのマニュアルを整備し、職員研修を実施
- 患者相談窓口を設置し、医療安全管理部門と連携しています
入退院支援加算(1・2・3)
入退院支援加算について
当院は、入退院支援加算(〇)の届出を行っています。患者様がスムーズに退院し、在宅・施設等での療養生活に移行できるよう、以下の体制で支援を行っています。
- 入退院支援部門を設置し、専従(または専任)の看護師・社会福祉士を配置
- 入院早期からの退院支援計画の立案
- 地域の医療機関・訪問看護ステーション・介護事業所との連携
- 退院前カンファレンスの実施
- 退院後の生活に必要な情報提供・相談対応
診療録管理体制加算 ※令和8年6月〜点数見直し
診療録管理体制加算について
当院は、診療録管理体制加算(〇:〇〇点)の届出を行っています。
- 診療録管理部門を設置し、専任の診療情報管理士を配置
- 診療録の全患者について、疾病分類(ICD-10)に基づく統計を作成
- 診療情報の開示請求に対応する体制を整備
- サイバーセキュリティ対策として、不正アクセス防止・バックアップ・職員教育を実施
- 診療録の保管・管理は、医療法および個人情報保護法に準拠
電子的診療情報連携体制整備加算 ※令和8年6月新設
電子的診療情報連携体制整備加算について
当院は、電子的診療情報連携体制整備加算(〇)の届出を行っています。医療DXを活用した安全・効率的な診療のため、以下の体制を整備しています。
- 電子処方箋システムに対応しています
- オンライン資格確認を通じて、患者様の診療情報・薬剤情報を取得・活用しています
- マイナ保険証利用実績要件を満たしています
- 電子カルテ情報共有サービスによる他医療機関との診療情報連携を実施
- 初診時・再診時・入院時に、診療情報を活用した適切な医療を提供しています
算定点数
- 初診料:加算1=15点/加算2=9点/加算3=4点
- 再診料・外来診療料:月1回2点
- 入院料(入院初日):加算1=160点/加算2=80点
入院ベースアップ評価料
入院ベースアップ評価料について
当院は、入院ベースアップ評価料(〇〇点)の届出を行っています。
- 医療職・看護補助者・事務職員・40歳未満医師等の賃金改善に取り組んでいます
- 賃上げ計画書を作成し、地方厚生(支)局長に届け出ています
- 夜勤手当への充当を含め、職員全体の処遇改善を推進しています
※ 本評価料の原資は、全額職員の賃金改善に充当しています。
特別療養環境室(差額ベッド)の掲示例
特別療養環境室(差額ベッド)は、する義務があります。「全体料金のみ」の掲示は適時調査での指摘対象です。
令和7年6月1日から経過措置終了・原則ウェブ掲載が必要
院内掲示事項は原則ウェブサイトにも掲載
掲示漏れ・記載不一致は、適時調査での即指摘事項
病院ならではの掲示項目(クリニック・薬局と違うもの)
病院の掲示が煩雑になるのは、クリニックにはない項目が多数あるためです。医事課の引継ぎでも漏れやすいポイントです。
| 項目 | 病院 | クリニック | 薬局 |
|---|
| 入院基本料・看護配置 | 病棟ごとに必須 | 有床診のみ | — |
| 病床種別表示(一般/療養/結核/精神) | 必須 | — | — |
| 特別療養環境室(差額ベッド) | 室ごとにベッド数・場所・料金 | 有床診のみ | — |
| 食事療養費 | 必須 | 有床診のみ | — |
| 180日超入院選定療養 | 必須 | — | — |
| 夜勤時間帯の看護職員数 | 必須 | — | — |
| 特定機能病院・地域医療支援病院の表示 | 該当時必須 | — | — |
| 感染対策向上加算 | 加算1〜3(病院中心) | 外来感染対策向上加算 | — |
特に入院基本料と看護配置は病棟ごとに掲示が必要です。「急性期一般入院料4」と「地域一般入院料1」が同じ病院内にある場合、それぞれの病棟の見やすい場所に、別個の看護配置表を掲示する必要があります。
令和8年6月改定で病院に影響する変更点
令和8年(2026年)6月施行の診療報酬改定では、病院の掲示物に大きな影響があります。院内掲示とホームページの両方を更新する必要があります。
6月までに差し替えるべき掲示物は膨大ですが、特に適時調査で指摘されやすく、返還リスクが高いのは次の4つです。まずここから着手してください。
- 入院基本料の病棟別掲示(急性期A/Bへの切替えがある病院は最優先)
- 施設基準届出事項一覧(医療DX推進体制整備加算・医療情報取得加算の削除)
- 電子的診療情報連携体制整備加算の新規掲示
- 特別療養環境室の料金表(料金改定・室替えがあった場合)
その上で、残りの項目を順に差し替えていきましょう。
医療DX推進体制整備加算・医療情報取得加算の廃止
令和6年改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」と「医療情報取得加算」は、令和8年5月末で廃止され、「電子的診療情報連携体制整備加算」に一本化されます。電子カルテ情報共有サービス要件について令和8年5月31日までの経過措置が設けられています。
電子的診療情報連携体制整備加算の新設
医療DX関連加算の再編に伴い、以下の区分で新設されます。
| 算定区分 | 加算1 | 加算2 | 加算3 |
|---|
| 初診料 | 15点 | 9点 | 4点 |
| 再診料・外来診療料 | 月1回2点 | — | — |
| 入院料(入院初日) | 160点 | 80点 | — |
施設基準にマイナ保険証利用実績が含まれ、届出は令和8年5月7日〜6月1日(必着)で地方厚生(支)局へ提出が必要です。
急性期病院一般入院基本料A/Bの新設
急性期充実体制加算と総合入院体制加算を統合する形で、病院単位(病棟単位ではない)の新たな入院基本料が新設されます。
| 区分 | 点数(1日) | 主な要件 |
|---|
| 急性期病院A | 1,930点 | 年間救急搬送受入2,000件以上+全身麻酔手術1,200件以上 |
| 急性期病院B | 1,643点 | 年間救急搬送1,500件以上、または救急500件以上+全身麻酔手術500件以上等のいずれか |
A/Bを算定する場合、急性期総合体制加算はA/Bのみ届出可能となります。掲示も「急性期一般入院料1」等から「急性期病院一般入院基本料A/B」に差し替えが必要です。
診療録管理体制加算の見直し
サイバーセキュリティ要件の追加と引き換えに、点数が引き下げられます。
- 加算1:140点 → 100点
- 加算2:100点 → 30点
- 加算3:廃止
入院ベースアップ評価料の大幅引上げ
病院の賃上げ原資として、入院ベースアップ評価料の点数が大幅に引き上げられます。
- 令和8年6月〜:最大250点(現行165点から引上げ)
- 令和9年6月以降:最大500点まで引上げ予定
- 対象職種を3区分化(医療職/看護補助者・事務/40歳未満医師等)
- 夜勤手当への充当が可能に
賃上げ未実施施設は入院基本料の減算規定が設けられるため、届出状況に応じた掲示更新が必要です。
感染対策向上加算・医療安全対策加算等の専従要件緩和
専従者の他業務従事:月16時間まで可、介護保険施設等への助言時間上限:月10時間 → 月16時間へ拡大。専従者の業務範囲が広がるため、掲示内容の見直し機会にもなります。
病院掲示物チェックリスト(令和8年6月対応)
| 区分 | 対象項目 | アクション |
|---|
| 撤去 | 医療DX推進体制整備加算/医療情報取得加算 | 令和8年5月末で廃止。掲示撤去 |
| 追加 | 電子的診療情報連携体制整備加算(初診15/9/4点、入院160/80点等) | 届出する場合、新規掲示 |
| 差し替え | 急性期一般入院料1 → 急性期病院一般入院基本料A/B | 該当病院は病棟別掲示を全更新 |
| 点数更新 | 診療録管理体制加算(140→100点、100→30点) | 点数のみ更新 |
| 点数更新 | 入院ベースアップ評価料(最大250点) | 届出状況に応じ更新 |
【無料・コピー自由】今週中に差し替えるべき「基本8項目」——所要時間は1項目5分
届出の有無にかかわらず、すべての病院で掲示が必要な基本8項目です。下記をWordに貼り付け、病院名・病棟名・看護配置を書き換えるだけで、1項目あたり約5分で完成します。まずはこの8枚を揃えれば、適時調査での「基本項目未掲示」という最悪の指摘は防げます。
保険医療機関の表示・基本情報
保険医療機関の表示
当院は、厚生労働大臣の指定を受けた保険医療機関です。
- 病院名:〇〇病院
- 開設者:医療法人〇〇会
- 管理者:〇〇 〇〇
- 所在地:〇〇県〇〇市〇〇 1-2-3
- 電話番号:000-000-0000
- 標榜診療科:内科、外科、整形外科、小児科、放射線科、麻酔科
- 病床数:一般病床 〇〇床/療養病床 〇〇床
診療日・診療時間
| 曜日 | 外来受付 | 診療時間 |
|---|
| 月〜金 | 8:30〜11:30 | 9:00〜17:00 |
| 土 | 8:30〜11:30 | 9:00〜12:30 |
| 日・祝 | 休診 | — |
救急対応
24時間 救急受入可能(TEL:000-000-0000)
入院基本料・看護配置(病棟別)
病棟ごとに別個の掲示が必要です。以下は急性期一般入院料4を算定する一般病棟の例です。
入院基本料に関する事項(〇〇病棟)
算定している入院基本料
当病棟は、急性期一般入院料4を算定しています。
看護職員・看護補助者の配置
- 1日に看護を行う看護職員の数は、入院患者10人に対して1人以上です
- 看護職員は、主として看護師が勤務する体制です(看護師比率70%以上)
- 看護補助者の配置は、入院患者25人に対して1人以上です
勤務体制(時間帯別)
| 時間帯 | 看護職員1人あたりの受け持ち患者数 |
|---|
| 日勤(8:30〜17:00) | 約〇人 |
| 夜勤(17:00〜翌8:30) | 約〇人 |
※ 夜勤時間帯は、看護職員の複数配置(2名以上)で対応しています。
施設基準届出事項一覧
届出している施設基準
当院は、厚生労働大臣が定める施設基準のうち、以下の項目について地方厚生(支)局長に届出を行っています。
基本診療料
- 急性期一般入院料〇
- 診療録管理体制加算(区分:〇)
- 医療安全対策加算(区分:〇)
- 感染対策向上加算(区分:〇)
- 患者サポート体制充実加算
- 入退院支援加算(区分:〇)
- データ提出加算
- 電子的診療情報連携体制整備加算(区分:〇)
特掲診療料
- 在宅療養支援病院
- ニコチン依存症管理料
- がん治療連携計画策定料
- (その他、届出している項目)
※ 届出の詳細については、事務受付にてお尋ねください。
明細書発行体制
明細書の発行について
当院では、医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進する観点から、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を、領収証の発行の際に無料で発行しております。
明細書には、使用した医薬品の名称や行われた検査の名称が記載されます。これらの記載を希望されない方は、会計窓口にてお申し出ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。
保険外負担(文書料・物品代等)
保険外負担について
当院では、以下の項目について保険外の費用をいただく場合があります(税込)。
文書料
| 文書の種類 | 料金 |
|---|
| 診断書(当院書式) | 3,300円 |
| 診断書(指定書式) | 5,500円 |
| 生命保険会社用診断書 | 5,500円 |
| 身体障害者診断書 | 5,500円 |
| 死亡診断書(2枚目以降) | 2,200円 |
| 通院・入院証明書 | 3,300円 |
物品・サービス
| 項目 | 料金 |
|---|
| おむつ代(1日) | 500円 |
| 病衣レンタル(1日) | 100円 |
| テレビカード(1枚) | 1,000円 |
※ 詳細は会計窓口にてお尋ねください。
食事療養費
入院時食事療養費について
当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っています。
- 管理栄養士または栄養士によって管理された食事を提供しています
- 適時(夕食は午後6時以降)、適温で提供しています
- 患者様の病状に応じた特別食を提供しています
患者様の自己負担額(1食あたり)
| 区分 | 金額 |
|---|
| 一般(住民税課税世帯) | 510円 |
| 住民税非課税世帯(90日以内) | 240円 |
| 住民税非課税世帯(91日以上) | 190円 |
| 70歳以上・低所得Ⅰ | 110円 |
※ 金額は最新の告示額をご確認ください。
医療安全管理体制
医療安全管理体制
当院では、患者様に安全で質の高い医療を提供するため、以下の体制を整備しています。
- 医療安全管理指針を定め、院内に周知しています
- 医療安全管理委員会を毎月開催しています
- 医療安全管理者(専任)および医療安全推進担当者を配置しています
- 院内感染防止対策委員会を毎月開催し、感染症発生状況のサーベイランスを行っています
- 医療事故発生時の報告・検証体制を整備しています
- 職員向けの医療安全研修を年2回以上実施しています
医療安全管理指針の閲覧をご希望の方は、事務受付までお申し出ください。
患者相談窓口
患者相談窓口のご案内
当院では、患者様・ご家族の医療に関するご相談・ご意見・苦情等をお受けする窓口を設置しています。
- 窓口名:患者相談室
- 場所:1階 総合受付横
- 受付時間:平日 9:00〜17:00
- 担当者:医療ソーシャルワーカー、看護師、事務職員
- 電話番号:000-000-0000(直通)
医療内容・入退院・費用・セカンドオピニオンなど、どのようなことでもご相談ください。秘密は厳守いたします。
施設名で検索するだけで、あなたの医療機関に必要な掲示義務の一覧と、実際の掲示ページのデモをご覧いただけます。
各室ごとにベッド数・場所・料金を掲示
特別療養環境室(差額ベッド)のご案内
当院では、以下の特別療養環境室をご用意しています。各室の設備・料金は下記のとおりです。
| 室番号 | 病棟・場所 | ベッド数 | 1日料金(税込) | 設備 |
|---|
| 301号室 | 3階東病棟 | 1床 | 11,000円 | バス・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・ソファ・Wi-Fi |
| 302号室 | 3階東病棟 | 1床 | 8,800円 | トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・Wi-Fi |
| 303号室 | 3階東病棟 | 2床 | 5,500円 | 洗面・冷蔵庫・TV・Wi-Fi |
| 401号室 | 4階西病棟 | 1床 | 11,000円 | バス・トイレ・洗面・冷蔵庫・TV・ソファ・Wi-Fi |
特別療養環境室の利用について
- 入室は患者様ご本人またはご家族の同意が必要です
- 同意書へのご署名をいただきます(料金明記)
- 以下の場合は料金をいただきません
- 同意書による同意確認を行っていない場合
- 治療上の必要により入室いただく場合(感染症隔離・免疫不全・術後管理等)
- 病棟管理の都合で当院が入室をお願いした場合
ご希望・ご質問がございましたら、入退院窓口までお尋ねください。
患者さんに「なぜ差額が出るのか」を伝える掲示物(選定療養)
選定療養は患者様の希望により発生する保険外負担のため、明確な掲示と同意取得が必要です。
保険外併用療養費(選定療養)について
以下のサービスは、患者様のご希望により選定療養として特別の料金をいただきます。保険診療と併用できる厚生労働省告示に基づく仕組みです。
当院で徴収している選定療養
| 区分 | 対象 | 料金(税込) |
|---|
| 初診時選定療養費 | 他医療機関からの紹介状なしで受診 | 7,700円(医科・税込例/法定最低額は税抜7,000円以上)/5,500円(歯科・税込例/法定最低額は税抜5,000円以上) |
| 再診時選定療養費 | 他医療機関への紹介を行ったにも関わらず受診 | 3,300円(医科)/2,090円(歯科) |
| 180日超入院選定療養 | 急性期以外で180日を超える入院 | 入院基本料の15%相当 |
| 長期収載品選定療養 | 後発医薬品のある先発医薬品を患者希望で選択 | (先発品薬価 − 後発品薬価)× 1/4 を点数換算し消費税相当額を加算 |
| 予約診察 | 予約による診察 | 3,300円 |
| 時間外診察(患者都合) | 緊急性がなく時間外に受診 | 3,300円 |
| 200床以上病院の再診 | 他医療機関への紹介後の再診 | 3,300円 |
長期収載品の選定療養について
令和6年10月1日から、後発医薬品のある先発医薬品を患者様の希望により選択される場合、選定療養として特別の料金をご負担いただきます。対象品目は厚生労働省ウェブサイトで公表されています。
選定療養の対象外となるケース
- 医師が「医療上の必要性がある」と判断した場合
- 当院に在庫がない場合(長期収載品)
- 緊急・救急搬送での受診
ホームページがない病院はどうするか(掲載義務の実務)
令和6年3月の保険医療機関及び保険医療養担当規則の改正(令和6年6月施行、令和7年6月1日から経過措置終了・原則ウェブ掲載が必要)により、病院も院内掲示と同内容をウェブサイトに掲載する義務を負います。
掲載が必要な事項は、療担規則に基づく掲示事項(届出事項・入院基本料・明細書発行状況・保険外負担・選定療養など)です。自ら管理するホームページを有しない病院は対象外とされていますが、ほぼすべての病院が対象となります。
ウェブ掲載で適時調査に指摘されるポイント
- 院内掲示はあるが、ウェブサイトに掲載されていない
- ウェブサイトと院内掲示の内容が一致しない
- 改定時の更新漏れ(古い点数・廃止加算が残っている)
- 病棟別の入院基本料表示がウェブサイトにない
- 特別療養環境室の各室別料金がウェブサイトに掲載されていない
自院ホームページの更新リソースが不足している場合は、掲示専用ページを生成するサービスの活用もご検討ください。
印刷してすぐ使える掲示テンプレートをお探しの方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
令和8年6月 病院向け対応チェックリスト
令和8年6月の改定施行までに、以下の対応を完了させてください。
地域中小病院と大規模病院で、対応の実情は違います
大規模病院(500床以上・急性期)では、医事課が数十人規模で改定対応チームを編成し、院内掲示・ウェブ掲載・システム改修を並行処理できます。一方、100〜300床規模の地域中小病院では、医事課2〜4名で改定対応と日常業務を両立するのが実情です。
この記事のテンプレートや、後述の自動更新の仕組みは、特に地域中小病院の医事課・総務課——「改定のたびに少人数で数百枚の差し替えを抱えている部門」の負担を減らすことを想定しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 複数病棟で異なる入院基本料を算定している場合、掲示はどうすればいいですか?
A. 病棟ごとに別個の掲示が必要です。「急性期一般入院料4」の病棟と「地域一般入院料1」の病棟が同じ病院にある場合、それぞれの病棟の見やすい場所に、看護配置・夜勤体制を含む個別の掲示を行ってください。総合案内で全病棟の届出をまとめて掲示するのに加え、病棟内の掲示を省略することはできません。
Q. 特別療養環境室の料金は、全室同じ金額でまとめて掲示できますか?
A. できません。各室ごとにベッド数・場所・料金を明記する必要があります。室により設備(バス・トイレの有無等)が異なる場合は、設備の違いと料金の対応関係が分かるように掲示してください。「全室11,000円」といったまとめ掲示は、適時調査で指摘される典型例です。
Q. ウェブサイト掲載と院内掲示は、完全に同じ内容にする必要がありますか?
A. 同じ内容でなければなりません。院内掲示にあってウェブに無い、あるいはウェブだけ古い点数が残っている、といった不一致は適時調査の指摘対象です。改定時には、院内掲示の差し替えとウェブ更新を同日に行う運用を推奨します。
Q. 急性期病院一般入院基本料A/Bに切り替える場合、掲示はいつまでに変更すればいいですか?
A. 令和8年6月1日の施行日までに、新しい入院基本料での掲示に切り替えてください。A/Bは病院単位(病棟単位ではない)の評価のため、全病棟の入院基本料表示を一斉に更新する必要があります。また、急性期総合体制加算の掲示も同時に見直してください。
Q. 適時調査で掲示関連の指摘を受けた場合、どう対応すればいいですか?
A. まず指摘内容を正確に記録し、当日中または数日以内に掲示を修正してください。必要に応じて改善報告書の提出が求められます。届出事項と掲示の不一致が続くと、該当加算の算定を取り下げ、遡って返還を求められることがあります。定期的な棚卸し(年2回以上)を推奨します。
Q. 看護配置の夜勤時間数の掲示は、具体的にどう書けばいいですか?
A. 「月平均夜勤時間72時間以下」を満たしていることと、夜勤時間帯の看護職員数を明記してください。例:「夜勤時間帯(17時〜翌8時30分)は、当病棟で看護師2名・看護補助者1名が勤務しています」。入院患者数に対する夜勤看護職員数の比率も、届出内容と一致するように掲示してください。
まとめ
病院の掲示は、医療法・療担規則・施設基準ごとの個別掲示・保険外併用療養の4層構造に加え、病棟ごとの入院基本料掲示、特別療養環境室の室別料金、選定療養の内訳など、クリニックや薬局にはない複雑さがあります。令和8年6月改定では、医療DX関連加算の再編、急性期病院A/Bの新設、診療録管理体制加算の見直し、入院ベースアップ評価料の大幅引上げなど、過去10年でも最大規模の掲示差し替えが必要です。
掲示物は一度作ったら終わりではなく、改定のたびに病棟単位・加算単位で見直しが必要な運用ドキュメントです。この記事のテンプレートはすべて無料・商用利用可・改変自由です。ご自身の病院の届出状況に合わせて書き換えて、院内とホームページの両方を最新の状態に保ってください。ダウンロード登録も不要、このページから直接コピーしてお使いください。
令和8年6月の改定では、入院基本料・加算・選定療養など、一病院あたり数百枚規模の掲示物を差し替える必要があります。印刷・ラミネート・貼り替え・病棟配布・ウェブ更新を手作業で行うと、医事課全体で数日〜1週間の作業になります。
掲示ナビでは、病院ごとに専用のサブドメイン(例:〇〇-hospital.keiji-navi.jp)を1つ発行するだけで、届け出ている加算・病棟構成に応じた掲示ページが自動生成され、改定時にも自動で更新されます。患者さんにはQRコードでご案内できるため、ホームページ掲載義務にもそのまま対応できます。
差し替え作業の負担を減らしたい医事課・総務課の方は、まず掲示ナビのトップページから、貴院名で試作ページを3分で作成してみてください。完成したURLは、そのまま事務長・院長への「令和8年6月改定対応策」の提案資料としてお使いいただけます。「ホームページ掲載義務に、追加費用なし・更新作業なしで対応できる」——この一文を添えれば、稟議は通りやすくなります。
参考資料