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2026年4月12日 · MASA

歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)の施設基準と掲示要件を解説

歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)の施設基準と掲示要件を解説
# 歯科外来診療医療安全対策加算# 外安全# 施設基準# 掲示義務# 歯科

歯科医院における安心・安全な診療環境の整備を評価する歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)。令和6年度改定で旧「歯科外来診療環境体制加算(外来環)」から再編されたこの加算について、施設基準と掲示義務を解説します。

目次

  1. 歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)とは
  2. 外安全1と外安全2の違い
  3. 施設基準の要件
  4. 掲示義務の内容
  5. 届出方法
  6. まとめ

歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)とは

歯科外来診療医療安全対策加算は、歯科診療における偶発症への緊急対応体制や医療安全管理対策を整備している歯科医院を評価する加算です。

再編の経緯

時期名称
〜令和6年5月歯科外来診療環境体制加算(外来環)
令和6年6月〜歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)← 安全面
歯科外来診療感染対策加算(外感染)← 感染対策面

従来の外来環が「医療安全」と「感染対策」の2つに分離されました。本記事では医療安全対策(外安全)を解説します。

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外安全1と外安全2の違い

項目外安全1外安全2
初診料加算12点13点
再診料加算2点3点
地域歯科診療支援病院届出なし届出あり

外安全2は地域歯科診療支援病院の届出を行っている施設が対象です。一般的な歯科医院は外安全1を算定します。

施設基準の要件

必要な設備

患者の安心・安全な歯科医療環境の提供に必要な以下の装置・器具を有していること。

設備内容
AED自動体外式除細動器
パルスオキシメーター経皮的動脈血酸素飽和度測定器
酸素人工呼吸・酸素吸入用のもの
血圧計—
救急蘇生セット—

歯科医師の要件

  • 歯科外来診療における医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること

人員配置

  • 歯科医師が複数名配置されていること、又は歯科医師及び歯科衛生士がそれぞれ1名以上配置されていること(外安全1の場合)

医療安全管理者

  • 医療安全管理者が配置されていること

緊急時の対応体制

  • 緊急時の対応を行うにつき必要な体制が整備されていること(AED等の設備を含む)
  • 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること

医療安全対策の体制

  • 医療安全対策につき十分な体制が整備されていること
  • 歯科ヒヤリ・ハット事例収集等事業への登録、又は歯科外来診療において発生したインシデント等を報告・分析し、改善を実施する体制を整備していること

掲示義務の内容

外安全にはこの加算特有の掲示義務があります。

院内掲示

歯科医院の見やすい場所に、以下の内容を掲示すること。

  • 緊急時における連携保険医療機関との連携方法やその対応
  • 歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨
  • AEDを保有していることがわかる掲示

ウェブサイトへの掲載

上記の掲示事項は、原則としてウェブサイトにも掲載すること。自ら管理するホームページ等を有しない場合については、この限りではありません。

掲示文例

歯科外来診療医療安全対策について

当院は、歯科外来診療医療安全対策加算の施設基準を満たしております。

  • 緊急時に備え、AED(自動体外式除細動器)、パルスオキシメーター、酸素、血圧計、救急蘇生セットを備えております
  • 偶発症等の緊急時には、○○病院と連携して対応する体制を整えております
  • 医療安全対策に係る研修を修了した歯科医師が診療を担当しております

○○歯科医院

届出方法

届出様式

歯科外来診療医療安全対策加算の施設基準に係る届出は、様式4を用います。

経過措置

旧「歯科外来診療環境体制加算(外来環1)」を届出していた歯科医院は、令和7年5月31日までに新たな施設基準の要件を満たし再届出が必要でした。この経過措置は既に終了しています。

まとめ

歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)は、歯科医院の緊急対応体制と医療安全管理を評価する加算です。

  • 旧「外来環」がR6で「外安全」と「外感染」に再編
  • 外安全1(初診12点・再診2点)/ 外安全2(初診13点・再診3点)
  • 必要設備:AED・パルスオキシメーター・酸素・血圧計・救急蘇生セット
  • 緊急時の連携体制を確保すること
  • 掲示義務:緊急時連携方法・医療安全対策実施の旨・AED保有を院内掲示+ウェブサイト掲載(原則)

掲示義務のWeb対応についてお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

参考資料

  • 令和8年度診療報酬改定について — 厚生労働省
  • 歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)とは? — 歯科医院のための施設基準解説
  • 歯科外来診療環境体制加算 — セキムラ(施設基準解説)
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HIRO

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医療系専門ライター

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診療報酬・医療事務領域を専門とするライター。医療機関での勤務歴15年。臨床業務と並行して院内システムの運用にも携わり、事務長補佐として診療報酬改定対応・病院経営・適時調査・個別指導の実務を経験。制度の「建前」と現場の「実務」のギャップを知る立場から、医療経営者・医事課担当者向けに解説記事を執筆しています。本ブログでは、掲示義務・施設基準・診療報酬改定について、現場目線の実務情報をお届けします。

目次

  1. 1歯科外来診療医療安全対策加算(外安全)とは
  2. 2外安全1と外安全2の違い
  3. 3施設基準の要件
  4. 4掲示義務の内容
  5. 5届出方法
  6. 6まとめ

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